女性と男性の体の違いは、しなやかな柔らかさとメリハリ。もっちりとしたきめ細かい肌の感触は、女性特有の魅力。細くすらりとしたラインや、ストイックに鍛え上げられた肉体美など多様な美意識がある中で、ほどよく肩の力が抜け、丸みを帯びた体が現在の等身大の美しさなのかもしれません。女性の神秘的な体は、内面も外見も柔らかさが肝。年齢を重ねるごとに変化する健康的な体を慈しみましょう。

柔和な微笑みは、
心と体の調和から

現在、鎌倉、葉山を拠点に活動する遠藤エリカさん。ヨガとともに、オリンピック選手等のトップアスリートも実践している「ヒモトレ」と呼ばれるバランストレーニングを行い、心と体の一体とみなす心身一如を提唱。日々の暮らしの中で、自らの心の内にある声を聞き、自然を大切にする生き方を貫いています。


●お話を伺ったのは……
遠藤エリカ ERICA ENDO

静岡県生まれ。ヨガインストラクター、 コンディショニングコーチ。2005年からヨガクラスの指導をスタートし、2009 年から8 年間に及びNIKE JAPAN公認ナイキマスタートレーナーを務める。モデルや雑誌・広告等の監修や、People Treeなどの企業とのコラボレーションなど幅広く活動中。

体を通し心の気付きや、
自然を感じることが人生

「子どもの頃から大人とは、心と体のバランスが取れた人というイメージでした。小学校6年生から18歳まで、芸能界の仕事をしていたのですが、大人になるためのヒントがヨガに含まれていると思い、19歳からヨガの道へ。ベーシックなハタヨガを学び、20歳の頃からインストラクターになりました。ヨガセラピーをベースにしています」

そう話す遠藤さんは、3年前から「ヒモトレ」と呼ばれるトレーニング法をヨガとともに実践している。紐のテンションに任せて動いたり、1本のヒモを緩やかに体に巻くだけで、全身が軽くなったり、動かしやすくなるという。

「中国の武術である韓氏意拳を学んでいるのですが、指導してくださる小関勲先生がヒモトレを考案されました。韓氏意拳とは、『私たち生命は生まれながらに完備されている』という前提のもと、部分的や作為的に動くのではなく、体全体を自然な状態に回帰するための道です。その思想と取組みが、今まで結びつかなかった体と心の捉え方に体感を通して結びつき、腑に落ちました。以前はフィジカルなことよりも内面的なことに興味があったのですが、今は体という自然からいろんなことを気づかせてもらったり学ぶことが多いですね。私の興味の対象であり大きなテーマが『自然』なんです」