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さなぎは「動く」ものだった!? さなぎ界の常識を揺るがす最新報告

「中身はドロドロ」なだけじゃない
さなぎって不思議ですよね。うにょうにょしている幼虫が、あの中に入って少しの間過ごしているだけで、立派なチョウやカブトムシに変わる場所。いったい中では何が起きているのでしょう?

今回は、『講談社の動く図鑑 MOVE 昆虫 新訂版』から、そんなさなぎの正体に迫るコラムをお届けします。

さなぎの中身は「どろどろのクリーム」?

いもむしが美しいチョウになったり、丸々とした幼虫が角をはやしてカブトムシになったりするのは、いったいどんな仕組みがあるのでしょうか?

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チョウやカブトムシなど、「完全変態」をする昆虫は、さなぎのときに体を大きく作り変え、幼虫と成虫の形がまったくちがったものになります。

成虫の体作りの準備は幼虫の時からはじまっていて、幼虫の体内で成虫の翅(はね)や脚などのもとになるものが作られます。

さなぎになると大変身のために幼虫の体のさまざまな部分を溶かし、さなぎの中は一見どろどろのクリーム状になりますが、よく見ると不完全な成虫の翅、脚、眼などがあり、それらをもとに成虫の体を作っていきます。

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さなぎが「動いて」何をする?

昆虫のさなぎは動かない、と思われがちですが、カブトムシなど一部の昆虫のさなぎは、動いて音や振動を発します。しかし、その役割は、これまでほとんどわかっていませんでした。