「普通の20倍デカい」超巨大ザリガニ、体重4kgの驚愕の姿

モンスターハンターの「生きもの烈伝」
平坂 寛 プロフィール

今から60年ほど前は、タスマニアのあちこちに巨大なオオザリガニがゴロゴロいたという。あんなのがゴロゴロ!? なにそれドラ○エの世界?

しかし、それが今ではたった数本の川、しかもほんの限られた場所でしかその姿を見ることができなくなってしまった。タスマニアオオザリガニの身にいったい何が起こったのか……?

若いザリガニを捕まえたウォルシュ博士。「こいつはベイビーサイズだな!」えっ、これで!?
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その美味しさも世界一!?

なんと、人間が捕まえつくしてしまったのだ。しかもその理由は「食べるため」!

タスマニア島のお年寄りに話を聞くと「タスマニアオオザリガニは海のロブスターなんか目じゃないくらいおいしい!」と懐かしそうに言う。

そんなにおいしくて、そのうえ大きくて食べごたえもあって、そのうえ簡単に捕まえられるなんて……。なるほど、いなくなるまで捕りつくされるのもわかる気がするな。

大きなハサミには肉がたっぷり詰まっていて、昔はタスマニアの人たちにとってとびきりのごちそうだったとか……
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しかしこれじゃあいかん! ということで、20年くらい前に法律でタスマニアオオザリガニを捕まえることが禁止された。そのおかげでタスマニアオオザリガニは人間に捕まることがなくなり、少しずつだけれどその数を増やしはじめているとウォルシュ博士は嬉しそうに話してくれた。

それが何十年後になるか、はたまた何百年後になるかはわからないけれど、またタスマニア島の人たちがこの「川のロブスター」を堂々と食べ、子どもたちが巨大ザリガニ釣りをして遊べる日が来るといいなあ。

……でもそのときは、もう捕りつくしたりしないよう、ほどほどにしてほしいね。

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