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秋の日本株、いよいよ「黄金の大相場」がやってくる

ハロウィーンからすべてが始まる

NYダウ大暴落の「深層」

お盆の盛りにNYダウが800ドル安と今年最大の下げ幅を記録し、「長短金利逆転(逆イールド)」と呼ばれる現象にその要因を求める報道が相次いでいる。

いわく「逆イールドは景気悪化の予兆であり、これが株価を暴落を引き起こした」というような内容だ。

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もちろんその理屈をすべて否定するつもりはないが、今回のNY大暴落について筆者は別の見解を持っている。私の相場観をいわせてもらえば、この大幅な下げが起きたことで、むしろ今年年末に向けて「大相場」の気配が強まったと思わずにはいられないのである。

なぜか。まずは現状の相場を正しく分解してみよう。

 

8月15日の午前中から私のもとには、今後の相場について多数の問い合わせがあった。そもそも7月下旬から相場の動きが激しくなり、乱高下する局面が続いていたし、お盆の休みで羽を伸ばしているときに今年最大の下げ幅を記録したのだから、心胆寒からしめる相場であったことは理解できる。

そこにきてアメリカ市場で「長短金利逆転」という、将来の景気悪化の「シグナル」とされる現象が起きたことで、一部の投資家たちは一種のパニックに陥ったのだろう。それは一面では事実だが、じつはそれだけでは今回の株価急落をすべて説明できるわけではないということに気が付いている人は少ないのではないか。

なにより、現在の市場関係者の間では、米国経済について「将来の景気懸念」をさほど深刻にとらえられている様子はない。つまり、今回の暴落は逆イールドとは別の要因が強く作用したと考えるほうが自然なのだ。

ではそれはなにか。端的にいえば、今回の急落相場はヘッジファンドが主導した「催促相場」であると見るべきだろう。

実際、こうした動きは相場が波乱含みとなった7月末から際立っていた。