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目からウロコ!「食事中にテレビばかり見る子ども」への意外な対策

子どもは「食事の初心者」です
はせがわ わか プロフィール

最初は「手づかみ」でかまわない

私たちザ・ジャパニーズにとって、お箸は誇るべき文化のひとつですよね。豆をつまむ、ご飯をすくう、卵焼きを切る、ご飯を海苔で巻くなど、ただの二本の棒なのに、食べるための道具でこんなに万能なものはないように思います。

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このお箸ですが、上手に使えるようになるためには、お箸を使うのを急がせないことです。

数を数えることに練習が必要なくらい、「食べ物を食べる」ことにも練習が必要です。そして実は、お箸なんかよりもずっと難しいことがあります。それは前歯で噛み切って、奥歯でモグモグすること。これができない子が、最近増えているといいます。

大人はトンカツを食べる時、ある程度大きく切られたカタマリをひとつお箸でつまんで、自分が噛み砕いて飲み込める大きさに前歯で切ります。もし誤って大きすぎる量を口に入れてしまうと、噛むことができなくてアタフタしたり、噛めたとしてもいつまでも噛んでいないといけなくて、途中で嫌になったりします。

この前歯で噛み切る能力は、手づかみ食べを経ることで育ちます。

 

道具を使う場合には、幼いうちはあらかじめ一口サイズに切ってあげてしまうことが多いので、前歯で噛み切る能力は育ちにくくなります。ただ、前歯をうまく使えないと、口の中にため込んだり、丸飲みしたり、嫌になって口からベーッと出したりしてしまいます。

手づかみ食べは1歳半から2歳頃が敏感期。お箸やスプーンをせかす必要は全くありません。

前歯で噛む練習をする絶好の時期です。最初はたくさん口に入れすぎてオエッとなったり、食べ物で遊び始めたりもしますが、我慢我慢! 子どもは何でも、遊びを通じて習得します。これも練習の一環です。

手づかみ食べを始めたら、子どもが手で持って食べられるように、軟らかく煮た野菜スティックや果物やパンなどを用意してみてはどうでしょう。「自分で食べたい!」という欲求を満足させてあげましょう。