戦前か? 一般人を強制排除した、北海道警「政権への異常な忖度」

明らかに「越権行為」
時任 兼作 プロフィール

タガが外れている

だが、官邸筋はこれを否定する。

「ラインが違います。いま全国の警備を統括する(警察庁の)警備局長は大石吉彦さんです。安倍首相の秘書官を6年余務めて栄転しました。県警の本部長などを経ずに、一気に局長という異例の措置。当人ももちろん恩義に感じていることでしょう。

一方、現在の北海道警本部長の山岸直人さんは大石さんと同期。本部長就任直前までは、犯罪被害者等施策担当の警察庁長官官房審議官として、国会答弁などもしています。当然、大石さんとは気脈を通じているはずです」

 

真相が気になるが、永田町筋の問題意識は別のところにある。

「長期政権の弊害もここまできた。内閣人事局ができて以降、ますます官僚が内閣の意向を気にしている。独立性を担保されているはずの検察や警察にもそれが広がっている。何とかしないと、そろそろまずい」

澱む水には忖度が生じる。警察が首相の親衛隊になるなど、度を超えている。この国の権力の箍(たが)は、すでに外れてしまっているのではないか。

編集部からのお知らせ!

関連記事