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中国・アリババの「デジタル百貨店」に行って驚いた、そのヤバい実力

日本の百貨店、復活のヒントもあった!
田中 道昭 プロフィール

「ARミラー」で化粧品を“試着”…?

筆者の宿泊する「FlyZoo Hotel」については、今年4月に寄稿した『中国・アリババの最先端ホテルに泊まってわかった、そのヤバい実力』でその詳細を報告している。

顔認証、キャッシュレス決済はもちろん、ロボットが行き交うその最先端ホテルは、アリババが得意とする「AI×ビッグデータ」のたまものだった。こうしたアリババの技術が既存の百貨店に導入されれば、果たしてどのような世界観が広がるのだろうか。これがこの旅の筆者の最大の関心事だったのだ。

 

結論を先に言ってしまおう。インタイムは見事なアップデートを遂げていたのである。

いや、アップデートというよりは、論語の「温故知新」という言葉がピタリと当てはまるだろう。古き良き百貨店の機能を「AI×ビッグデータ」により最適化、あるいは発展させたのだ。

その結果、買収後わずか1年でインタイムの売り上げは約30%も上昇したというから舌を巻くほかない。その実力とはいかなるものか。じっくり紹介していこう。

インタイム・デパートの外観

筆者が到着したのは『インタイム杭州武林店』である。入店すると一見、馴染みのある従来の百貨店の風景が広がっている。しかし、目を凝らせばあらゆる最新設備があることに気が付かされる。

たとえば化粧品売り場には「ARミラー」という端末が備えられている。

コスメ売り場の「ARミラー」で化粧の“試着”を楽しむ

顧客は化粧品を実際に試してみなくても、たとえばリップスティックの色合いが自分の唇になじむかを確認することができるというもの。さながら化粧品の“試着”を楽しめるというわけだ。

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