# 韓国

韓国・文在寅がまた…!「手を握る」発言のウラで見せた「反日」行動

「対話」する気などない
武藤 正敏 プロフィール

文在寅の「底意」

80年代の初め、韓国では日本の歴史教科書が日韓の歴史を歪曲しているとして大規模な反日運動が巻き起こった。韓国の新聞はほぼ連日一面トップで日本の戦前の蛮行を報じ、日本人はソウルでタクシーに乗れず、レストランにも入れないという雰囲気が続いた。

その時、韓国では国民的な募金活動が行われ、韓国の新聞は毎日募金額がいくらになったと報じて献金を促した。こうして集まったカネで建設したのが独立記念館である。

 

これまで光復節の行事は通常ソウルで行われてきた。これを独立記念館で行ったのは、日本の歴史問題に執着した故盧武鉉大統領が2004年に行って以来である。

文在寅氏は言葉では強い日本批判は行っていないといっても、式典を独立記念館で行い、しかも民族服で列席し、国民感情を鼓舞したのである。そこには日本の歴史歪曲は認めないとの強い意志が表れているといっていいであろう。

文在寅大統領は今回は日本には「二度と負けない」と言わなかった。が、「日本の不当な輸出規制に立ち向かって、我々は責任ある経済大国への道を一歩一歩歩んでいきます。韓国国民が日本の経済報復に対して成熟して対応していくことはもちろん、わが経済を守ろうとする意志を集めたこととともに両国民の間の友好が損害されないことを願う」と述べ、日本に立ち向かう姿勢を示している。

文在寅大統領については、表面上何を言うかではなく、何を意図して発言し、何を実現しようとしているのかその底意を読み取ることが重要である。

ただ、大統領から過激な日本批判が出なかったことで、韓国の国民感情を一層刺激することはなかったのではないかと思う。韓国の行っている不買運動や、日本訪問の自粛は日本に何ら影響を与えるものではなく、むしろ民間の交流を妨げるという意味で有害な行為である。このような不毛な対立はなるべく避けることが大人の態度ではないか。