久御山JCT(写真/PIXTA)
# 建築

大人気「ジャンクション萌え」! その圧倒的迫力と深すぎる楽しみ方

君は箱崎ジャンクションを見たか

注目度大「ジャンクション萌え」の世界

都市の殺風景な景色が「コンクリートジャングル」と形容されていたのはいつのころだろうか。巨大なコンクリート建造物は無慈悲で自然や人間の生活に容赦なく、やがてわれわれの生活を破壊する脅威となる。そう信じられていた。

そんなコンクリートの建造物に極端な愛情を注ぐ人々がいる。サイエンスフィクションではない現実の話。

中でもいま注目度が高まっているのが「ジャンクション萌え」の世界である。

 

ジャンクションと聞いて、多くの人はいったい何を思うだろうか。

交通情報で聞く渋滞の名所、運転の際に軽くパニックを起こす場所…。個人的な話だが、深夜の入稿後、明け方の浜崎橋ジャンクションを都心環状線から羽田方面へと抜ける。そのまぶしさと天空へと登るようなループによる浮遊感で、ああこのままどこかへ行ってしまいたいと何度も思ったことが記憶に残る。

浜崎橋JCT(東京都)
首都高台場線、羽田線からの交通が集中するので渋滞が多い。竹芝運河の橋脚の合間は屋形船の係船場になっている(写真/PIXTA)

〈ジャンクションとは、言うなれば高速道路の交差点。その何がこんなにも人を惹きつけるのだろうか。圧倒的な迫力、驚くほどの重厚感、人の流れが生む躍動感と静寂とした躯体、異様さすら感じるほど複雑怪奇な構造、そのすべてを一度に感じることができるのがジャンクションの魅力かもしれない〉

これは、「ジャンクション萌え(鑑賞)」について掘り下げた本『高速ジャンクション&橋梁の鑑賞法』に書かれている言葉である。まさに、ここにジャンクション萌えの世界観が言い表されているといっても過言ではないだろう。

西新宿JCT(東京都)
初台交差点の真上に位置する西新宿JCT。地上では山手通りと甲州街道のアンダーパスが交差し、地下には首都高の中央環状線が走る(写真/PIXTA)
久御山JCT(京都府)
ブルーの桁が闇夜に浮かび上がる高架のタービン型ジャンクション。映画『踊る大捜査線』第2作でレインボーブリッジの代役として撮影が行われた(写真/PIXTA)