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ビジネスマンの大敵「下痢」が、実は痔の原因だった

帰省ラッシュの座りっぱなしがキツい…
「痔かもしれない。でも、病院に行くのは恥ずかしい……」
お尻という場所が場所だけに、まわりに相談したくても、相談しづらい。そんなモヤモヤを抱えていないだろうか?「痔の自覚症状があるのは、実に日本人の3人に1人。痔はとてもポピュラーな病気です」と話すのは、肛門科の専門医・平田雅彦氏。話題作『38万人を診た専門医が教える 自分で痔を治す方法』の著者である平田氏に自宅でできるセルフケアを聞いた。
 

「すぐに切られるんじゃないか」

わたしは肛門科の専門医として、これまでにのべ38万人以上の患者さんを診てきました。患者さんと接していて常々感じていることがあります。それは「これほど多くの患者さんがいるのに、正しい情報が広く伝わっていない」ということです。

「もっと早く治療に来てくれればよかったのに」

診ていると、そんな患者さんがたくさんいらっしゃいます。症状の軽いうちに治療すれば、痔はとても治りやすい病気です。なのに、皆さんがなかなか病気に行く気になれないのは、「すぐに切られるんじゃないか」というイメージがあるのが大きな理由の1つでしょう。

ところが、今や痔は手術しないで治すのが世界の主流なのです。痔核(いぼ痔)の先進諸国の手術率を見てみると、ドイツが7%、イギリスが5%、アメリカが4%です。9割以上の患者さんは、痔で病院に駆けこんでも手術を受けていないということです。しかし、日本の手術率については正確なデータがありませんが、40%と見られています。

欧米の患者さんが「痔かな」と気になったら症状が軽いうちに病院に行く傾向があるため悪化例が少ないということはありますが、このことを差し引いても、日本はあまりに高い数字ではないでしょうか。もし、あなたが「痔は切らなきゃ治らない」というイメージをお持ちなら、それはきれいサッパリ捨ててください。今は「痔は切らずに治す」時代です。

画像提供:アチーブメント出版