8月23日 安楽死についての国際会議を日本で開催(1976年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日から2日間にわたって、第一回安楽死国際会議が東京で開催され、「東京宣言」が採択されました。

「死は避けられない。しかしわれわれは、人がいかなる死に方を選ぶかは、この個人の決定にゆだねられるべきことを信ずる」

「安楽死、または、品位ある死にかんする東京国際会議を通じて、各国の国民運動は国際的協力とともに国際的連帯をかちとることができた」

このように、国際的な連携のもと、「品位ある死」の権利を主張する宣言でした。

終末期の患者に対して延命措置をとらないことによる「消極的安楽死」の選択は、日本を含めて世界的に広く認められていますが、致死性の薬物等の使用による「積極的安楽死」の是非は現在でも議論が続いています。

オランダやベルギー、アメリカの一部の州など、積極的安楽死が法律で認められている国もありますが、日本も今後、この問題と向き合っていかなければならないのかもしれません。

【写真】さらなる議論の深まりが予想される
  個人の尊厳ある終末のあり方について、今後さらなる議論が必要になるかもしれない photo by gettyimages