日本の大手メディアが報じない「北朝鮮庶民の素顔と日常」

結婚式の一部始終を初めて撮った

ウォータースライダーが大人気

7月に北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)で、平壌(ピョンヤン)と地方都市に11日間滞在し、市井の人々の暮らしなどを取材した。前回5月の訪朝から47日しか経っていないが、真夏にしか撮れない写真があった。

平壌市内の「紋繍(ムンス)遊泳場」は十数万㎡の敷地に、屋内と屋外にいくつものウォータースライダーや波のプールなどのさまざまな施設がある。今までに何度か訪れているものの、今回の目的は屋外プールで人々の姿を間近で撮影すること。

この施設に入るには入り口でスリッパに履き替えるのだが、今年5月には濡れていた床で足を滑らせてカメラを壊してしまった。そのため、日本から持参したサンダルを使う。驚いたことに、服を着たままの人がプールサイドへ行くには、医療用の白衣を羽織ることになっているという。

この国では、病院内を見て回る時もこれを着させられることが多いが、たくさんの水着姿の人の中にいくつもカメラをぶら下げて三脚を持った私の姿は、さぞ異様に見えたことだろう。

 

平日で曇り空であるにもかかわらず、たくさんの人たちが来ている。高齢者もかなり見かける。やはりウォータースライダーが人気で、どの種類のものにも行列ができている。

とりわけ、ゴムボートに2人が乗ってチューブの中を下り落ち、最後に勢いよく外へ飛び出すというもっとも迫力あるスライダーが一番人気のようだ。