2019.08.15
# 家電

電動工具界の雄「マキタ」がコードレス掃除機でも覇道を行く理由

畑違いのメーカーがなぜ?
コヤマ タカヒロ プロフィール

例えば、人気モデルの一つ 「CL107FDSHW」は10.8Vのリチウムイオンバッテリーを使うコードレス掃除機。

バッテリーと充電器付きのモデルは約1万円台前半で購入できるが、本体のみなら1万円以下と非常に安く購入できる。 付属のバッテリー「BL1015」はドリルドライバーを始め、丸ノコなど、10.8V駆動の様々な電動工具で利用可能となっている。

マキタのコードレス掃除機の人気モデル「CL107FDSHW」/写真:マキタ公式HPより

そしてもう一つの人気の理由は、本体が軽いことにある。一般的なコードレス掃除機の使用時質量が2kg台なのに対して、この「CL107FDSHW」はバッテリー、ヘッドを含む使用状態で約1.4kgと非常に軽量。しかも、ヘッドにブラシやモーターを内蔵しないため、先端が軽く、取り回しも非常に楽。この軽さゆえにサッと使えるというわけだ。

最も重要な「吸引力」はどうか

家庭用の掃除機を選ぶ上で何よりも重要なのが、しっかりとゴミを吸い込む吸引力。著者は家電ライターとして、マキタを含め、国産、海外製の多くの掃除機を検証している。

その上で、マキタのコードレス掃除機を家庭で使った場合の率直な感想は、多くの家電メーカーの掃除機と比較してコストパフォーマンスは非常に高いが、環境や用途を選ぶということだ。

マキタのコードレス掃除機の吸引力は決して低くはない。使用するバッテリーの電圧によって性能差はあるが、総じて同価格帯のコードレス掃除機の中ではいい方だといえる。ただし、掃除機の性能はモーターが生み出す吸引力だけで決まるわけではない。

 

例えば、マキタのコードレス掃除機は、標準付属のヘッドにモーターやブラシを搭載しておらず、ゴミを掻き取るということができない。このため、フローリングの床の上などに落ちた、目に見えるゴミやホコリ、髪の毛などはさっと吸い取れるのだが、カーペットの中に入り込んだ微細なゴミを掻き取るような使い方には向いていないのだ。

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