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# 家電

電動工具界の雄「マキタ」がコードレス掃除機でも覇道を行く理由

畑違いのメーカーがなぜ?

近年、人気を集めているコードレスのスティック型掃除機。バッテリーやモーターの性能が向上したことにより、一般的なキャニスター型掃除機に置き換わり、サブ用途からメインの掃除機として使われるようになってきている。

そんなコードレスのスティック型掃除機を選ぶときに、必ずといいっていいほど、名前が上がる非家電メーカーがある。それが電動工具メーカーである「マキタ」だ。

 

マキタは元々、1915年に電灯器具、モーター、変圧器の販売修理を創業者の牧田茂三郎氏が始めた個人事業。1938年に株式会社に組織変更をした後、1959年に電動工具メーカーに転身。 現在、電動工具においては、国内シェア約60%を誇る最大手メーカーであり、世界市場でもボッシュやスタンレー・ブラック・アンド・デッカーといった大企業に並び上位グループに位置するメーカーだ。

そんなマキタが、あえて家電業界、それも競合ひしめくコードレスのスティック型掃除機の市場で人気を集め、結果成功を収めている。その理由とは一体何だろうか。

信頼性と軽さが人気に火をつけた

まずはマキタのコードレス掃除機の特徴を紹介しよう。

現在、マキタのホームページには、コードレスのスティック型掃除機が15種類18モデル(ロック付サイクロンアタッチメント付3モデル)掲載されている。そんなマキタのコードレス掃除機が人気を集めている理由の一つが、電動工具に使うバッテリーがそのまま利用できることだ。

マキタの看板商品「充電式震動ドライバドリル」/写真:マキタ公式HPより

バッテリーは7.2Vから18Vまで用意しており、電動工具などとバッテリーを兼用できる。充電器が1つあれば複数のバッテリーを交換で充電できるため、付け替えることでより長時間使える。また、すでに電動工具とバッテリーを持っている場合は本体のみを購入することで、低価格で導入できるというわけだ。

これはまさに、マキタが電動工具の世界で培ってきたバッテリー技術の賜物であり、その信頼性の高さが消費者に受け入れられたと言える。