韓国・文在寅政権を襲う「ウォン安&株安」Wパンチのリスク

日本との関係改善が必要なはずだが…
真壁 昭夫 プロフィール

徐々にウォン安は、成長のかさ上げ要因から、経済の足かせと化す可能性が高まっている。特に、輸入物価の上昇を通した家計への影響は軽視できない。

8月2日、韓国当局はこの懸念を払拭すべく、ドル売り介入を実施したとみられる。これは、韓国経済にとってウォン安の恩恵よりも、マイナスの影響が大きくなりつつあるという危機感の表明だ。

 

韓国銀行(中央銀行)は追加利下げを重視している。利下げはウォンの売り材料だ。韓国がウォン安の重しを避けるために、ドル売り介入の重要性は高まる。

一方、いつまでも為替介入を続けることもできない。現状の政治・経済状況が続く間、資金の海外流出を食い止めることは難しく、ウォン安とともに韓国経済の停滞懸念は高まりやすいだろう