クサ〜い「おじさん臭」、原因の9割は「見た目」かもしれない

加齢臭だけが問題ではない
五味 常明 プロフィール

また、連日猛暑が続く今の時期は汗に悩む人も多い。本来、汗は99パーセント以上が水分なので、サラリとしてほとんど臭わないものですが、運動不足だったりエアコンがきいた部屋にいたりして汗をかかない生活を送っていると、汗を分泌するエクリン腺が衰えてネバネバとした臭い汗になります

食の欧米化によって日本人の体臭がきつくなっているといわれますが、動物性脂肪の摂取が多い人も、皮脂腺から出る油脂成分と汗がまじりあってニオイが強くなる傾向にあります。

Photo by iStock

汗のニオイ対策には適度な運動で代謝を高めたり、毎晩入浴して汗腺を鍛えることがポイント。また、体内に乳酸などの酸性物質が増えても汗に「アンモニア」などのニオイ成分が増加して臭うため、緑黄色野菜や海藻類などアルカリ性の食品を摂取して、体内を弱アルカリ性に保つことも重要です。

ただ、体質を変えるにはある程度の時間がかかります。そこで、すぐにできる対策としては通気性、速乾性のよい下着を身に着けることです。

汗には蒸発による気化熱で体温を下げるという目的があるため、熱の発散を邪魔しない速乾性の下着にはニオイを抑える効果があります。汚れた衣類にニオイがつかないようこまめな洗濯も大切ですが、そもそも洗濯機がカビなどで汚れているとニオイの原因になるので、定期的に掃除をすることが大切です。

それから、かいた汗はシートタイプの制汗剤や濡れタオルでなるべく早くふき取りましょう。乾いたハンカチやタオルでは臭いの原因である皮脂や塩分までふき取れません。

 

ちなみに、「塩化アルミニウム」などの金属塩を含む制汗剤は、汗腺の穴を金属塩でふさいで汗を出ないようにするもの。全身に使ってしまうと体温調節ができず、熱中症にかかる恐れがあるので、使用は脇と足だけに控えるべきです。全身に使いたいなら制汗金属塩フリーのものか、粉末ミョウバンを水に溶かしたミョウバン水がおすすめです。

口臭の場合、主な原因は口内環境か内臓の2つ。紙袋の口に自分の口と鼻をあて、口から息を吐いて鼻から吸うことを繰り返すと口臭のチェックができます。もし硫黄のようなニオイを感じたら口内環境、腐った卵やカビのニオイなら内臓に問題がある可能性が高い。