# いらすとや # ユニコーン企業

大人気「いらすとや」には「ユニコーン企業」並みのポテンシャルがある

素材サイトのタブーを破って急成長
古田 拓也 プロフィール

いらすとやはタブーを破ることで成長した

いらすとやの認知度がここまで成長した理由のひとつに、いらすとやが従来の素材サイトが守ってきたタブーを破ってきたという点があるのではないかと考えます。

これまでは素材会社の提供する素材に作り手側の色を出すことはタブーであると考えられてきました。

そもそも、素材の使い手にとって役立つ素材といえば、自社のブランドや製品のイメージに近い素材です。

そのため、逆にいえば、作り手の色が濃く出る素材はブランドイメージとギャップが生まれやすく使われづらいのです。

 

一般的に素材会社は、作り手側の色を極力なくした素材を提供します。

しかし、これでは、使い手が使用している素材が自社の製作物であるとアピールすることは難しく、宣伝効果が得られにくくなってしまいます。

そこで、素材会社は宣伝効果の少なさの対価として、素材1点あたり数百円から、時には数万円もする金額を請求するのです。

images by いらすとや

一方で、いらすとやが提供する素材は、一目でその素材がいらすとや産であるか見分けがつきます

いらすとやの存在を知らない人でも、複数の場面で同テイストの素材を見かければ少なくとも共通の作り手がいることは理解できるでしょう。

このように、いらすとやは作り手の色を出すという禁忌を破っているといえます。

しかし、タブーを破ったにもかかわらず、いらすとやの素材利用度は下がるばかりか年々向上しています。その理由は一体なぜでしょうか。