――米倉さんが「普通ではないほどの“カラダおたく”」と呼んで信頼するのが、パーソナルトレーナーの横手貞一朗さん。理論と感覚が結びつく瞬間を求めて、一昨年から多いときには週に3、4回ほど通っている。

「私はおたくではないのですが、おたくの話を聞くのが大好きなんです。トレーニングは苦手だけれど、解説を聞いて体の構造を理解することがすごく楽しい。体のこことここがつながっているからこう動けるようになるんだ! という感覚をつかむことに長けているとは言われますね。せっかちだから、その感覚をゆっくり効果的に使うのは苦手なんですけど(笑)。

筋膜リリースをしてから寝ているだけの状態の日もあれば、負荷をかけて引っ張ったり、ヌンチャクをすることもある。その日のコンディションによって内容は違いますが、横手さんのところに行くと“開通”するんですよ。苦手な前屈のコツを教わったら、柔軟にできるようになったこともあります」

――可動域が増えて体が変化することで、メンタルへのポジティブな影響も感じているという。

「わずかなことでも、体の変化はやっぱり自信につながります。人より姿勢がいい、昨日より脚が広がる、歩幅が広いとか、どんなことでもいいと思う。体作りって、いくつか貯まるとやっと1ポイントになる小さなコイン集めみたいなものかな、って思ってるんです。ミカンの白いところを薄くはがしていくように少しずつやっていくしかないけど、それが楽しいんですよね」