20年続く難治性のうつ病! 薬の多剤服用が治らない原因なのか!?

足す治療を見直す、薬剤整理のススメ
からだとこころ編集部 プロフィール

会社や上司を恨みながら引きこもっていたCさん

営業職で働くCさん(男性)は、積極的な性格で、仕事も順調でした。ところが、ある年の人事異動で、上司が交替してから状況が一変。急にノルマが厳しくなり、達成できなければ厳しい叱責が待っていました。がんばってもがんばっても、それを認めない上司に不信感が芽生え、それは日増しにつのっていったのです。

  急にノルマが厳しくなり、達成できなければ厳しい叱責が待っていた photo by gettyimages

以前に比べ格段に厳しい勤務で疲れがたまっているのは確かなのですが、なぜか眠れません。気力がわかず、仕事に支障が出るのが気がかりです。奥さんも心配してくれて、思い切って病院を訪ねました。

 

診断は「睡眠障害」。処方された睡眠薬を服用するようになりました。

そんなある日、ふと気が付くとデスクに座ってボールペンを持ったまま、ぼーっとしていることに気がつきました。どうやら何時間もそうやって固まっていたようです。何も考えられず、動くこともできない。自分でも「かなりおかしい」と思いました。

通っていたクリニックで自覚症状のことを話したら、「うつ病」と診断され、薬が一気に増えました。やがて、仕事が手につかなくなり、会社を辞めざるを得なくなってしまいました。

テレビも見ず、入浴もせず、自室に引きこもり、パソコンに向かって会社や上司への恨みつらみを打つだけの日々。薬の副作用か、一気に体重が増えていきました。

【写真】
  部屋に引きこもって、パソコンに会社や上司への恨みつらみを打つだけの日々…… photo by gettyimages 

その後も、通院のたびに薬の量も種類も増えていきましたが、よくなる兆しはいっこうに感じられません。奥さんは多量の薬を見て、本当にこんなに必要なのか、疑問に思いはじめました。

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