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駐車場に注意!夏休みの運転「ペダルの踏み間違い」を防ぐ3つの技術

この夏、親に伝えておきたい
平塚 雅之

障害物が多くどこから現れるかわからない、人と車に気を配りながら、オートマチックのセレクトレバーで前進の「D」と後退の「R」を選びながらアクセルペダルとブレーキペダルを何度も踏み変えて、白線の駐車枠中央に駐車する。いくつもの情報を同時に処理する必要があり、見た目以上にとても複雑なのです。

また、動作の正確さは高齢になると低下すると言われており、誤反応の数は30代と比べて、60代では1.7倍、70歳以上では2.2倍に増加するとされています。

〔photo〕iStock

アクセルを踏まなければ突進しない

とにかく「踏み間違い」自体を防ぎたい。ならばどうするのが一番なのか。それは、「ペダルを踏み替えなければいい」のです。

アクセルを踏まなければ車は進まないじゃないか。そう思う人もいるかもしれません。でも、渋滞の時に便利なアレ、皆さん使っていますよね。そう、オートマチック車特有のクリープ現象を利用して、ブレーキペダルの調整だけで車を進める操作方法です。前出の書籍では「クリープ運転」と呼んでいます。

 

オートマチック車のセレクトレバーを「D」に入れ、サイドブレーキを解除し、ブレーキペダルの上にある足を完全にゆるめた時、車は時速5キロほどのスピードで前に進みます。「R」に入れれば後退します。

時速5キロは駐車場内では十分な速度です。親御さんがよく行くスーパーや病院の駐車場を思い浮かべてみてください。多くの駐車場は傾斜を感じない平坦な土地にあります。「クリープ運転」だけで十分進めます。

ブレーキペダルのみを踏んだり、ゆるめたりしながら進めば、突然、人や自転車が現れてあわてても、そのままブレーキを踏めば止まります。足を滑らせたり、ずれたりしない限り、踏み間違えることはありません。

これだけでも、踏み間違いをかなり抑止できるのに、残念ながら「クリープ運転」を取り入れられていない高齢ドライバーは少なくありません。