8月20日 交通信号設置記念日

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、銀座4丁目や京橋などの交差点34ヵ所に、日本初の青・黄・赤の3色の自動式信号機が設置されました。それを記念して、この日を「交通信号設置記念日」とされています。

日本初の自動信号機は、1930年(昭和5年)に東京の日比谷交差点に登場した米国製のものが日本で最初の自動交通信号機で、翌年のこの日の設置から本格化していったようです。

【写真】昭和5年ころの自動信号機
  初期の自動信号機(警視庁HPより)

この初期の自動式信号機、色が変わるたびにじりじりとベルが鳴って、とてもうるさかったそうです。それまでの信号機は、赤と青の板を利用した手動式のもの「信号標板」)で、1919年に東京・上野広小路に導入されたのが始まりでした。そのため、自動信号機の導入当初は、色で進行を指示するということを理解していない人が多く、ランプの上に「トマレ」「ススメ」と表記してあったということです。

【写真】回転式交通表板
  信号標板より凝った仕様の回転式表示機(日比谷付近で撮影) photoby gettyimages

なお、世界初の信号は、19世紀中ごろにイギリスのウェストミンスターに設置された、ガスを使った赤と緑の2色灯式のものと言われています。電気式では、アメリカで今世紀初頭から実用化されはじめ、3色灯式のものは1918年にニューヨークに設置されものが最初といわれています。

ちなみに、緑色の表示を「青」信号というのは、日本だけのようですが、その起源については、「色の三原色と同じく、赤・青・黄ということならば誰にでも理解されやすいので、信号の色もこの三色に対比させたのでではないか」とか、「古来、日本では青に緑の意味も含めてきたからではないか」など、諸説あるようです。

現在の信号は、方向指示や歩行者用を併設するものなどタイプも多岐にわたるほか、光源も電球式に代わってLED式がかなり増えてきました。将来、自動運転が普及すると、信号機もさらに新しい機能を備えていくのかもしれません。

【写真】LED式信号機
  普及しつつあるLED式信号機 photo by gettyimages