韓国に詳しい友人から、面白い話を聞いた。

「韓国では、誰もがフェミニストを名乗りたがる。フェミニストを名乗ることがクールでおしゃれという認識。だから芸能人もSNSで”歌手/フェミニスト”と書いたりするんだよ」

フェミニストと名乗ることがカッコいい。というのは、日本人にとって違和感のある響きだろう。

韓国では日本より早い段階で労働力不足に伴う女性の活躍が唱えられた経緯がある(参照:The Perspective)。韓国の合計特殊出生率は0.96と危機的で女性なしには成り立たないことから、女性を政治や管理職へ日本より早期に求めてきた。

また、直近では芸能人を含めたリベンジポルノの事件が相次ぎ、フェミニズムの流れが後押しされている(参照:CNN)。

実際に韓国では20代女性の42.7%が「私はフェミニスト」と思っているそうだ。

日本で同様の調査を発見できないが、断言してもいい。42.7%の日本人女性は、そう答えないだろう。

〔PHOTO〕iStock

フェミニズムに「疲れる」自分

むしろ日本では、フェミニストの発言に「疲れた」と感じる女性も多いだろう。

私も、そう感じたひとりだ。というのも、ネットで見られるフェミニストたちの振る舞いが、偏っているように見えるからだ。

たとえば以前、「学校も、電車も、会社も男女別々にしよう。その方が絶対に住みやすい。少しでも女に近づく男は射殺しよう」なんて発言がいっとき炎上していた。

私から見れば、本人こそ「私はフェミニスト」と主張しているものの、こんなものはタダの男嫌いであって、男女平等を目指すフェミニズムでも何でもない。

だがそう思うのは、「フェミニズムって何だろう」と調べたことのある、ごく一部の人だけだ。外野で見ていた人は「フェミニストって、なんだか野蛮で怖い」と思うだろう。