まだまだある、イサーンで必食のメニュー

イサーンには「食べておくべきもの」が多すぎる! 数日の滞在では時間も胃袋も足りないが、代表的なものを明記しておこう。イサーン料理の定番「ラープムー(豚肉とハーブのサラダ)」はいわずもがな、「カオニャオ(もち米)」とのカップリングは最強だ。イサーン地方は、タイでも有数の米どころ。イサーン地方では主食に「カオニャオ」を食べることが多い。

イサーン料理の定番「ラープ」の豚(ムー)バージョン。牛や鳥など、さまざまな肉がラープになる

日本ではお行儀が悪い行為にあたるかもしれないが、「カオニャオ」を手に取り、丸めて、おかずのソースやタレにつけて食べるのがイサーン流だ。これがまた、美味しい。お酒も進むがご飯も進む。

日本のタイ料理店ではあまり見かけない、トウモロコシを使ったソムタム「ソムタムカオポート」はぜひとも食べておきたい逸品。辛みのなかにトウモロコシの甘みが感じられる、タイ料理の真骨頂ともいっていい料理のひとつだ。ちなみに、タイでは、トウモロコシはフルーツにカテゴライズされるのだそう。

「ソムタムカオポート」。ソムタムでは青パパイヤを使用するのが一般的だが、こちらはとうもろこしを使用したソムタム。辛いものがあまり得意でないという人にもおすすめ

定番ではあるが、豚や牛の内臓、アキレス腱などをハーブで煮込み、こぶみかんの皮やレモングラスで香りづけした「トムセープ」は、イサーン地方を代表するスープも本場のものをぜひ味わってみたい。これがまた、「カオニャオ」に合うのだ。

イサーン地方の名物スープ「トムセープ」(中央)。手前は、油をたっぷり使って作る、タイ風オムレツ「カイチャオ」。タイの屋台ではおなじみの料理だ

写真の「ソムタムカオポート」と「トムセープ」は、2011年3月に誕生した、タイでもっとも新しい県・ブンカーン県の「ライフ・コミュニティー・ミュージアム・ブンカーン(Life Community Museum Bueng Kan)」でいただいた家庭料理。豊かな自然に囲まれた、ノスタルジックな雰囲気の街でいただく素朴な料理はしみじみと美味しい。

「ライフ・コミュニティー・ミュージアム・ブンカーン」は街のイベント会場や食料や民芸品の直売市場として機能している