タイの美食エリア、東北部・イサーン地方の旅の第2弾。2018年は年間少なくとも100日はどこかの国を旅していたライターの私が「一番好きな国は?」と聞かれて答えるのがタイ。その大きな理由のひとつが料理が美味しいことだ。タイ料理の原点といえるイサーン地方にこうしてやってきたが、食べどころが多すぎて、あっという間に1記事の文字数を使い切ってしまった!
そう、タイ、そして、今回、旅したイサーン地方は広い。日本の約1.4倍にあたる、約51万3千平方キロメートルの面積を持ち、イサーン地方は、広いタイ全土の約3分の1をも占める。
イサーン地方、タイ料理には欠かせない麺など、大人の食い倒れの旅を続けるとしよう。
取材・文/長谷川あや 写真/西山浩平
タイ人にも人気!
メコン川沿いの街・チェンカーン
大人の女性旅にいち推しなのは、ルーイ県のチェンカーン。ルーイは、バンコクから北へ約500キロ。メコン川を挟んでラオスと国境を接する街だ。チェンカーンは、そのルーイの市街地からさらに北に約50キロ、車で約1時間の場所にある。
「行くだけでも大変では?」と思うかもしれないが、メコン川沿いにタイの伝統的な木造長屋が建ちならぶチェンカーンは、タイ人にも人気の観光地とあり、ルーイの空港や市内から直通バスが出ているし、LCCを代表する存在でもある「エアアジア」を使えば、フライトと現地での移動手段がセットになったサービス(「シティ・トランスファー」)を使うこともできる。移動のハードルはそれほど高くない。
旅行者が必ずといっていいほど足を運ぶのは、「チェンカーン・ウォーキング・ストリート(Chiang Khan Walking Street)」。メコン川から1本離れた道に、さまざまな屋台や露店がずらりと並ぶ。おしゃれなゲストハウスもいくつかあり、こちらにステイし、メコン川を眺めながら、時間を忘れてだらだらしたい!