北海道留萌市の黄金岬で撮影した「グリーンフラッシュ」です。
「グリーンフラッシュ」とは、太陽が海に沈む直前に緑色に光る現象です。めったに見ることができないので、ハワイやグアムでは「グリーンフラッシュを見た人は幸せになれる」という伝説があるそうです。
日本ではあまり知られていていないようですが、このページの担当編集者さんによると、『十五少年漂流記』で有名なSF作家ジュール・ベルヌは、『緑の光線』というタイトルの「グリーンフラッシュ」を追いかける小説を書いていて、フランス映画にも『緑の光線』(1986年、エリック・ロメール監督)という作品があるそうです。そういえば、AKB48が『Green Flash(グリーンフラッシュ)』という曲を歌っていましたね。
ハワイなどで撮影された「グリーンフラッシュ」の画像は有名ですが、留萌でも撮れないかと観察を続け、やっと撮影に成功したものです。
この「グリーンフラッシュ」、普通に夕陽を見ていても見ることはできません。
なぜかと言うと、すごく遠くて小さいんです。
そのため、観察するには、双眼鏡もしくは望遠レンズのカメラが必要になります。
しかし、「目を痛めるので双眼鏡で太陽を覗いてはいけません」と説明書に書いています。
観察方法は、太陽がまだ輝いている瞬間を見るのではなく、太陽が沈む直前の瞬間(沈んでいると暗くなります)を見ます。
早くに見すぎると、目が痛くなります。
そのタイミングが難しいので、真似しないほうがいいかもしれません……。
カメラで撮影するなら、太陽にピントを合わせて、リモコンスイッチで撮影も可能なので、太陽を望遠レンズで直接見なくてもできます。
観察の条件は、水平線まで綺麗に空気が澄んだ日です。
少しでも霞んでいると見えません。
年に1、2回のチャンスと言っても過言ではありません。
ちなみに、北海道全179市町村のご当地ソングづくり制覇を目指している、北海道出身・在住の音楽ユニット「HAMBURGER BOYS」が、ぼくらの地元、留萌市、増毛町、小平町の歌「R.M.O」(https://www.youtube.com/watch?v=JvMgn6Uacic)を作ってくれたんですが、その中で繰り返されるコーラスは、「グリーンフラッシュ」です。