13年一緒だったリキを引きずるのは当たり前

そんな風に割り切ることができてから、次第にこりきとの生活を楽しめるようになってきた。

やっぱり、どうしてもリキと比べてしまうこともあるし、まだリキほどに愛情を感じられないとしても、あまり気にしないことにした。

リキとは13年以上も一緒に暮らしたのだ。まだ家に来てまもないこりきを、同じように思えないのはあたりまえ。まあ、気楽につきあうことにしよう

そういえば、リキの時にはあれ程タイヘンだった育児も、こりきの時は全然ラクちんだった。

こりきは、家に来て3日もすると、もうオシッコウンコをペットシートの上で出来るようになり、ごはんの時の「待て」も、すぐ覚えた。

この子、天才!?

というか、多分、私の育児スキル、しつけスキルが上がっていたせいだろう。
子犬の育児も2度目ともなれば、オロオロしたり神経質になることもあまりない。
このへんは、人間の育児と同じだろうか?初めての子より下の子のほうが、いい意味で力を抜いてラクに育てられるというのは本当だ。

こりきは顔に似合わず甘ったれで、抱っこされるのもナデナデされるのも大好きだ。
私にピトッと寄せてくる身体の温もりや、信頼しきったような瞳を、いつのまにか「愛おしい」と感じるようになってきた。

安心しきっている姿を見ても愛おしくなってきた 写真提供/折原みと

私と同じように、「次の子」を飼った時、「前の子」程可愛いと思えない……と悩む方もいらっしゃるかもしれない。
だけど、大丈夫。
きっとそのうち、自然と愛情はわいてくるものだ。

昨日より今日、今日より明日。少しずつ、こりきが可愛くなってくる。
こりきといることがあたりまえで、側にいると、心があったかくなってくる。
少しずつ、少しずつ、こりきが「ウチの子」になってくる