2019.08.04
# 野球

大谷翔平、本塁打「松井超え」の可能性と来季投手復帰へのシナリオ

エンゼルスOB投手・長谷川滋利の目
長谷川 滋利 プロフィール

来春の開幕を見据え、秋はアリゾナへ

そしてホームラン同様にファンが気になるのは、投手・大谷選手の復帰時期になります。

ブラッド・オースマス監督は、今季中の投手復帰をきっぱりと否定していますが、経過としてはキャッチボールから遠投、ブルペンで捕手を立たせての投球、座らせて投球と、報道通りであれば順調にリハビリは消化していると思われます。

 

その先は実戦になります。通常、メジャーのマウンドに戻る前にはマイナーリーグで調整しますが、大谷選手の場合は打者としてメジャーに帯同しているので、そのプランは余程のことがないと実現しません。

打者復帰のときと同じく、シミュレーションゲームとして若手や準レギュラークラスをバッターボックスに立たせてのピッチングをする可能性もあるかもしれませんが、現時点でそんな情報は出ていません。もう少しシーズンが進めば、そんな動きが出てくるかもしれませんが。

大谷は、すでにブルペンでは捕手を座らせてのピッチングの段階に入っている

いずれにしても焦りは禁物ですが、リハビリが順調に経過している前提で、来春に投手としてマウンドに戻るのであれば、アリゾナ・フォールリーグに参加するのはいいかもしれません。

これは10月に開幕する、ウィンターリーグの一環で、若手の育成やトライアウトなど目的は多岐に渡りますが、満足に試合に出場できなかった選手が試合勘を取り戻すため、あるいはリハビリに使われることもあります。MLBが運営しているリーグですので、球団と離れずに実戦経験を積むのにはいい舞台かもしれません。

11月には続いて、メキシコやドミニカなどの中南米の国でウィンターリーグが開幕しますが、これは物理的な距離も、運営的にもチームから離れてしまうので大谷選手の場合は避けたほうがいいのかもしれません。

アリゾナ・フォールリーグを挟んでからオフに入ると、メンタル的にも来季に対して上向きでオフ明けのキャンプに向かうことができます。これは大きなアドバンテージですね。

何度も念を押しますが、焦りは禁物。その上で選択の余地はあると思います。いずれにしても来季も投打両面で日米を熱狂させる大谷選手の姿を見るためにも、慎重かつ有効な決断を下してほしいですね。

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