# 民泊

現役芸大生が考えた、エアビーの「新しいサービス」が画期的すぎる!

ビジネスは進化する
長田 英知 プロフィール

「旅行者はホテルの朝食を食べない」問題

より長期間の、あるいはより専門的な内容に触れることができる体験サービスの構築には私も一つの可能性があるのではないかと思っています。以前、ある蒔絵作家にお話を伺ったときには、本当の蒔絵を体験できるよう、1週間くらいのコースを作りたいと言われたことがあります。

実際に蒔絵を作るためには、途中で漆を乾かすというような工程が入るため、一連の作業を最初から最後まで体験するのにはそれぐらいの時間がかかるということでした。一方、一日中作業を行うわけではないので、午前中は蒔絵の作業を行い、午後は観光体験を提供する ということも可能なため、新しい観光の一つのあり方として魅力的ではないかと思った次第です。

 
4. 朝食サービス~Breaky

4つ目の提案は主婦やおばあちゃんによる朝食提供サービス~Breaky ~(ブレキー)です。

〔photo〕iStock

J.D. パワー2018年日本ホテル宿泊満足度調査によると、ホテルに宿泊する日本人旅行客のうち年間1.5億人が朝ごはんを抜いています。合わせて旅行客も宿泊時にホテルの朝食を食べないという統計もあります。また「平成29年国民健康・栄養調査結果の概要」によると日本人の朝食欠食者数は1583万人に上ります。 一方、多くの方が毎日、家族のために朝食や子供のお弁当を作っています。

そこで、こうした朝食を食べない旅行中、あるいは一般の日本人などを対象に、自分に合った朝食を探す人と朝食を提供したい現地の人同士をつなぐことができないかという視点で考え出されたサービスが Breakyです。学生の提案ではサービスを考える際によくリサーチがされており、ペルソナも細かく設定され、さらには動画も制作するなど、とてもよく作り込まれた提案となっていました。

朝食を提供する人はちょっとしたお小遣い稼ぎもできて、旅行者や単身者は家庭料理が食べられるという点でとても魅力ある提案であると感じました。