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ダマされるな! いま「悪質なセカンドオピニオン」が急増中のワケ

インチキ療法へ誘導される
最初の医者の治療方針に疑問を感じ、別の医者の意見を聞くのがセカンドオピニオンである。国も積極的に推奨してきた制度だが、じつは使い方を誤ると不利益を被りかねないということはあまり知られていない。セカンドオピニオンの使い方を間違えないための正しい知識を徹底解説します――。
 

「セカンドオピニオン=転院」ではない

まずは、正しいセカンドオピニオンの取り方を説明しよう。

セカンドオピニオンを取りたいと思ったら、最初に患者は担当医に「他の医師の意見を聞きたい」と伝えて、紹介状を書いてもらう。紹介先はどの病院でも問題なく、担当医は原則、患者さんの希望した病院名を書かなくてはならない。

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紹介先の病院が決まれば、検査結果やレントゲン画像などを送る。患者側が病院を指定しない場合は、担当医の裁量に任せられることになる。この場合、注意が必要だ。

「医者の世界にも派閥や学閥があるので、紹介状を書くのも同じ系列の病院だったりすることがあります。『うるさい患者が行くから、ひとつよろしく』と言っておけば、『前の先生の結論で問題ないですよ』と軽く言われ、戻されてしまう。セカンドオピニオンを取ったけど、何も得るものがなかったなんてケースもあります」(前出・鳥居氏)

そもそも、セカンドオピニオン=転院と誤解している人が多いが、それは違う。

セカンドオピニオン外来では、基本、再検査はしない。元の主治医から送られてきた検査結果や所見診断をもとに判断するだけだ。