老後2000万円問題、サラリーマンが金融商品より「投資」すべきもの

人生最大のリスクを回避するために
佐藤 敦規 プロフィール

離婚は定年前のサラリーマンにとって最大のリスク

離婚により、厚生年金が減額され、退職金の一部が分割されてしまうとサラリーマンの安定性は一気に崩れてしまう

熟年離婚は、目立って増えているわけではないが、50代の離婚率は男性22.0%、女性14.7%(厚生労働省政策統括官「平成30年 我が国の人口動態」)とそれなりの割合となっている。

 

50代と言えば、夫が仕事だけに専念していた昭和型の生活スタイルが残っている家庭も多い。

さすがに「誰が稼いでいるんだ」というようなセリフを吐くような人は稀かもしれないが、単身赴任や休日も付き合いゴルフなどで潰れ、夫婦間の会話がないこともある。

こうした夫婦は、子供の独立を機に離婚にいたる恐れもある。それでは熟年離婚を防ぐためにはどうすればよいのであろうか?

ビジネス、特に営業などの職種では返報性の原理を使えというセオリーがある。

まず相手がやって欲しいと思うことを先にしてあげる

人から何かしらの施しを受けたとき、「お返しをしなくては申し訳ない」というような心理作用を利用して、関係性を強固にするものだ。

プレゼントを贈るといった物理的なことでもいいし、家事を手伝うでもいいし、親の介護に付き添うということでもよい。金融商品への投資をする前にそうしたことも考えてみることをお勧めする。

もっとも絵に描いたような仲がいい夫婦でもあるとき、突然お互いの気持ちが変わることもあるので無駄になるかもしれない。

しかしノーリスクな投資商品というものはないが、ローリスクにするセオリーならあるように、奥さんへ投資することにより、離婚というリスクを減らすことはできる