# 勉強法

わが子の学力がみるみるアップ!勉強を「ゲーム化」する4つのポイント

秘密は「ARCSモデル」にあり
菊池 洋匡, 秦 一生 プロフィール

これがゲームにハマる理由だ

(3)簡単すぎず難しすぎず、ちょうどよい難易度である(C=Confidence)

人は勝負が好きなのではありません。勝つことが好きなのです。ですから、負けてばかりではやる気を失います。

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なかなかクリアできない高難易度なミッションが好きなのはコアなファンだけ。ライトユーザーにいきなりやらせることではありません。お子さんには、くれぐれもいきなり“無理ゲー”な課題を出さないようにご注意を。

(4)素早い反応がある(S=Satisfaction)

人は飽きっぽい生き物です。結果が出るまでに時間がかかると、どんどん興味を失っていきます。テレビゲームは、1つのミッションにかかる時間は数分~10数分程度で、クリアすれば祝福の画面がすぐに表示されます。

野球やサッカーは、試合の結果が出るまでに数時間かかりますが、得点状況はすぐにスコアボードに表示され、どっちのチームが勝っているかは常にわかります。結果が出る前から、結果に対して期待をあおり続けます。

それに比べると勉強は、テストを受けて結果が出るまでのタイムラグが長いです。短くても数日かかります。ここは改善すべきポイントです。

以上の4つの要素を取り入れて、宿題をゲーム化しましょう。

 

「勉強をゲーム化しろと言われても、いいアイデアなんて思いつかない!」

そう悩まれる方も多いでしょうから、具体的なゲーム化の例を見てみましょう。

勉強の進捗管理のために、表を作成して記録を残すことは、多くのご家庭でやっていることかと思います。表によって頑張りが可視化されれば、やってよかった(S)という気持ちになります。

このときにもうひと工夫すると、面白み(A)が追加されるので一石二鳥です。私が担当する6年生の算数の授業で、実際にやっている取り組みをご紹介しましょう。

伸学会では『下剋上算数(基礎編)』という参考書を各ご家庭で購入いただいて、宿題として取り組んでいます。このテキストは出来がとてもよく、偏差値55程度までの学校で、小問集合として入試に出そうな問題が揃っています。

このテキストを各回80点以上の合格を出せるまで繰り返し演習すれば、ある程度の学校は合格できる力がつくという優れものです。

しかし、このテキストには取り組む上での大きな2つのハードルがあります。それは「見た目の威圧感」と「飽き」です。1ページ10問のテストが100セット。100回のテストは、子どもにとっては気が遠くなるような天文学的な数字です。パッと見たテキストの厚みもなかなかです。