知ってた?子どもに「◯◯しちゃダメ!」と言うのが逆効果なワケ

言い換えるなら、この言葉
はせがわ わか プロフィール

子どもの自己肯定感を高める

さらにもうひとつ。子どもが何かにチャレンジしている時にもネガティブな言葉がけをしないことも大切です。

Photo by iStock

例えば輪投げをしていて外した時、親が何も言わなければ気にも留めないのに、外れるたびにわざわざ「外れちゃったね」というような言葉を浴びせていると、どんどん「外れた」に気持ちが囚われます。こうなると、無駄に苦手意識を持たせてしまうことになりかねません。

一方で、うまくいかなかった時に「おしい!」「あと少し!」というようなポジティブな言葉に変えてあげるだけで、子どもは「うまくなっている」という風に意識することができます。

同じ状況でも、親の言葉がけによって子どもは自分の状態をポジティブにもネガティブにも変えられます。小さな積み重ねでも、1年積もれば全然違いますよ。

 

自分は何だってできるんだ! と思っている子どもはとてもかわいいものですが、もしかしたら「このままではとんだ勘違い人間にならないか?」と、ちょっと不安になることがあるかもしれません。

でも、大丈夫です。フロリダ・アトランティック大学で発達心理学を教えるビョークランド・デイヴィッド教授は「低いメタ認知能力(自分のことを自分で理解する力)で、自分の能力を実際より高く判断するからこそ、幼児はさまざまな活動に挑戦することができ、結果が不完全でもそれを失敗ととらえないで済む」と言っています。

幼児期に見られる、いわばうぬぼれの強い状態は、いたって正常です。

フロリダ州立大学のロイ・バウマイスター教授も、子どもの自己肯定感を高めたからといって、いわゆるナルシシストにはならないと言っています。

小学校に入学したあと、自分の力がいかほどのものかが分かるようになるまでに自分への自信をちゃんと育てていれば、「悪いところもあるけど、いいところもいっぱいある自分が好き!」と思えるようになるわけです。