イラスト:ウィスット・ポンニミット

モヤモヤしていた私が、吉本ばななさんと語り合いたかった理由

豊かな人生を手にいれる秘訣

もがいていた私は深く癒やされた

台湾の家庭に嫁いだ私が、富裕層との関わりがとても多い義理の両親との価値観の違いに悩んでいたとき、敬愛する小説家・吉本ばななさんと書籍『ウニヒピリのおしゃべり』(8月21日発売)で対談をさせていただく機会をいただきました。

吉本ばななさんのご著書に出会ったのは十歳のとき。

当時よく一人で通っていた近所の図書館で、なにげなく手に取ったのが『TUGUMI(つぐみ)』(中公文庫)でした。当時、自分の思いと現実との調和がなかなかうまくとれず、もがいていた私は、登場人物たちの心の動きや選択の一つ一つに深く癒されました。

それから今日まで、世界中にいる「吉本ばななファン」の一人として、ばななさんが書かれる言葉一つ一つとともに生きてきたのです。

日本で「ホ・オポノポノ」(ハワイ伝統の問題解決法。ハワイ語で「過ちを正す」という意味)のクラスが開催されるようになった十数年前、東京の会場に吉本ばななさんはいらっしゃいました。

大好きな作家が目の前にいらっしゃるにもかかわらず、不思議と緊張はせず、ばななさんのピュアな存在感に、
「あ、これがつながるということなんだ」
と感じたのです。それ以来、ばななさんとお話させていただくようになったのです。

心の淀みや嘘に気づかされる

ばななさんは、エゴや常識からではなく、相手を命ある生き物として関わり、人が知らず知らずのうちに、この世界に蓄えてしまう「心の淀みや嘘」を、いつも愛が深いからこそ、鋭くも、真実の言葉で気づかせてくれる方です。

「心の淀みや嘘」を、ホ・オポノポノでは「記憶」と表現しています。

 

ホ・オポノポノを世界に広めたヒューレン博士は、
「“愛”か“記憶”、二つのうち一つしか私たちは選べないんだよ」
と、いつもおっしゃいます。ばななさんといると、いつどんなときも、自分が今どちらを選んでいるのかがはっきりわかってしまうのです。

でも、どちらを選択しているのかが明確になればなるほど、「ほんとうの自分」がどんどん生きやすくなり、日々の生活が自然に、そして自由に変化していきました。

とはいえ、自分に嘘をつき、人に良く思われたい、というこれまでのクセがなかなか外せないこともあります。