妊娠して無事に生まれるだけで「奇跡」

そもそも2人の息子があまりにも可愛く、実際に息子ばかりを育てているママ友達は、みんなさっぱりとしていて綺麗で、とにかく楽しそう!

男でも女でもいいから、叶うならもう一人!と、そんな思いで始まった妊活。
流産も経験しているので、この歳で妊娠し無事に生まれて来てくれれば、それだけで私たち夫婦にとっては“奇跡”なわけです。

そんな思いに反する周囲の反応。そこには3人とも同性という変化のなさへの残念な思いに加えて、どこか娘≧息子、というイメージがあることも言葉の端々に感じました。

“価値観の多様性”とか“ジェンダーレス”と言う概念が広がりをみせている令和の日本社会。

男女問わず、結婚するしない、子供を持つ持たない、同性のパートナーを選ぶこともあるだろうし、日本を離れて生きていく道を選ぶかもしれない。

育て方、親との相性など、性別ではなくその子の個性によるところが大きく、一概にはなんとも言えないことは分かっているのですが……。
それでもやっぱり、これだけ周りに言われるということは、男の子のママは女の子のママに比べて、将来寂しい思いをする可能性が高いのかも?!

むくむくと芋虫のように動く目の前の3男はこんなにも可愛いのに、妊娠中は笑って聞き流していた周囲の言葉を、産後なぜかふっと思い出し、まだ見ぬ未来を勝手に悲しむ夜。

それでも朝になればそんなことを感じる暇もなく、バタバタと1日が始まります。
早く朝ご飯食べなさーい!なんで前の日に用意しておかないの!と毎朝繰り返されるセリフ。その合間にぐずる3男に授乳をして、行く時間だよ~!と叫んで息子たちを送り出すまで、朝は気持ちの休まる時がありません。

3男が寝ている間に、ミシンを稼働させる余裕もでてきました! 写真提供/中村仁美