2019.08.05
# 節約

家計簿アプリを使っても、貯金ゼロに陥ってしまう人の「ある共通点」

つけて満足していませんか?
八ツ井 慶子 プロフィール

なぜこのようなことが起こるのかというと、(1)で挙げた理由に加えて、「家計の3構造」に翻弄されているのかもしれません。

家計の3構造とは、以下の通りです。

・基本生活費
・季節関連費
・ライフイベント費

「基本生活費」は、多少の季節変動はあるものの、基本的に金額の変動はあまりない支出類です。食費、水道光熱費、毎月決まった支出である固定費など、生活していくのに必要とする費目の集合です。

一方で、「季節関連費」や「ライフイベント費」はかかる月とかからない月があるため、大きく変動する特徴を持ちます。季節関連費とは、年間を通したその季節特有の支出という意味です。帰省費やGW、お盆、年末年始時のレジャー費、家族の誕生日、子どもの学校行事など。ライフイベント費とは数年に1度かかる費用のこと。車検や車の買い替え、リフォーム資金、家電の買い替え、何らかの突発な支出などです。

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家計簿は、こうした3構造をまったく無視して「集計」しますから、毎月の合計額にかなり変動があるのが普通です。ところが、その特徴を知らないままでいると、その変動がゆえに、どこから手をつけていいのやら分からなくなってしまう、という方も少なくありません。

では、どうしたらいいでしょうか。この点については、費目の分け方を工夫するといいと思います。細かい費目の上に、3構造のカテゴリ分けをして集計するだけで、家計の実態把握はグッと精度が上がります。

ただし、これまたスタートラインに立ったところなので、「その先」の改善策には、やはり後述する「レシート◯×チェック」がとても有効です。

 

いずれにしても、このタイプの方は、つけることにそれほど抵抗や労力を感じなければ、継続してアプリを使用されてもいいとは思います。が、家計は一生涯付き合っていくものです。家計簿も一生涯つけ続けるとなったら、かなりの時間を家計簿をつけることに費やすことになります。

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