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妊娠中にがん発覚…! それでも「幸せに産んだ人」たちの知恵と方法

他人事ではない
黒田 尚子 プロフィール

妊娠5ヵ月目で「乳がん」告知を受けた20代女性

会社員の町田怜子さん(仮名・27歳)は、今年の春、第一子を出産した。

予定日よりも半月ほど早い出産で、赤ちゃんは約2400gと小さく生まれたため、GCU(回復治療室)でしばらく様子をみることになったが、その後は母子ともに順調。

出産から3ヵ月が経過した今は、だいぶ赤ちゃんと一緒の生活にも慣れてきた。

今の怜子さんが、心からほっとしているのは、無事に出産を終えられたからだけではない。ちょうど安定期に入った妊娠5ヵ月目に、乳がんが見つかったからだ。

〔photo〕iStock

たまたま、お風呂で胸を触っているときに、右胸にしこりを感じた怜子さんは、翌日、近所のクリニックを受診。精密検査を経て、約2週間後に、乳がんという診断を受ける。

受診したクリニックの医師には、はっきりと「子どもはあきらめた方が良い」と告げられたという。

 

号泣する怜子さんの隣で、夫がネットで受け入れてくれる病院を探してくれた。
怜子さんも以前、テレビで、妊娠中のがんの治療に関する特集を観ており、告知のショックから落ち着くと「あきらめるのはまだ早い」と情報を集め始める。

最終的には、一番実績があると感じた大学病院への転院を決意。すぐに、その病院にがんの精密検査の結果を送ってもらい、かかりつけの産婦人科医院には転院する旨を伝えた。