# 日本論

日本人だけが知らない「日本の強さ」の正体…アジアで見た意外な現実

日本には「分厚さ」がある
藤野 英人 プロフィール

うつむく必要はない

日本では、この国の未来を悲観的に語る人が少なくありません。私には、多くの人がうつむいているように思えます。しかし日本はGDPの世界ランキングで第3位の大国であり、その強さは簡単に崩れるものではありません。

これほどのベースを持ち、安全で、美味しいご飯が食べられ、働く機会もたくさんあり、やる気があれば資金を提供してくれる人もいます。日本の中で挑戦心を持っている人は、「世界最強」と言ってもいいのではないかと思います。そんなにうつむく必要はないのです。

 

日本がつまらない、息苦しいなどと感じるなら、アジアで挑戦するのもいいと思います。実際にVIPで頑張っている人は少なくありません。

たとえばベトナムではいま、「Pizza 4P’s(ピザ フォーピース)」というピザのお店が大人気。「平和のために」という名前のこのお店を経営しているのは、ベトナムに移住した日本人夫婦です。

現地においしいチーズがないからとベトナムで自家製チーズまで作るこだわりようで、そのおいしさが評判を呼び、現地の人はもちろんベトナムに滞在する日本人や欧州の人々も魅了しています。同じくベトナムで大人気の「FUWAGORI(フワゴオリ)」という名前のかき氷店も経営者は日本人で、今後はアジアの国々への展開を視野に入れているといいます。

うつむきがちになっている人や煮詰まっている人は、一度アジアの国々に出かけみてもいいかもしれません。のんびり観光でもしながら、自分を見つめてみるのです。そこには成長する国の姿があり、一方では日本の素晴らしさを改めて感じることにもなるでしょう。「日本にまだまだ自分が活躍できる場があるんだ」と気づくのか、それとも「アジアに出て働いてみよう」という気持ちになるのかは、みなさん次第です。