子どもの2倍、大人が見ている!? アニメ「プリキュア」人気のワケ

数字を読み解くと意外な事実が…

プリキュアグッズを専門に扱う「プリティストア」は常設店が4店(東京、千葉、大阪、福岡)、限定店を含めると全国で展開をしています。ここで定期的に発売される「限定グッズ」は大人に向けて作られているものも多く、人気の高いグッズは発売日には早朝から長い行列ができるほど。午前中で完売することも多々あり、大人への人気のほどが伺えます。

東映アニメーションの決算短信においても「『プリキュアプリティストア』等のショップ事業が好調」と言及されるまでになっています。

原宿に期間限定でオープンした「プリキュアプリティストア出張店」/筆者撮影

また2017年からは、大人も主要客層として「プリキュアの音楽ライブ」が定期的に行われる様になったり、2018年には「プリキュアシリーズ15周年記念」として大人向けのイベントや原宿に限定ショップなども展開されました。

このように、子どもたちと保護者に向けて本気で作られてきた「プリキュアシリーズ」。今や保護者以外の「大人」からも注目されるコンテンツへと成長しています。あらためて、なぜ大人たちがプリキュアにハマるのでしょうか?

それは前述でも指摘しましたが、「過剰な性的表現が無い」「人が死なない」「最後はハッピーエンドを迎える」といった、まさに「子どもとその保護者に配慮した作品」であるからだと筆者は思います。

 

「子どものことだけを考えて全力で作られている」ことこそが、逆に「多くの大人にも受け入れられている」という、やや矛盾した現象が起きているのです。つまり「子どものために本気で作られた作品」は大人をも感動させるというわけです。

かつて初代「ふたりはプリキュア」を見ていた子どもたちは今、20歳を越えています。この先、社会へ進出する女性は、ほぼ間違いなく幼い頃に「プリキュア」を見て育った世代になるでしょう。プリキュアに憧れていた、かつての子どもたち――そんな「プリキュア世代」が社会を動かす時代がすでに到来しているのです。

最新作『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』は10月19日ロードショー(C)2019 映画スター☆トゥインクルプリキュア製作委員会
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