子どもの2倍、大人が見ている!? アニメ「プリキュア」人気のワケ

数字を読み解くと意外な事実が…

バンダイナムコHDの決算短信にも「プリキュアは定番IP」といった記載もなされ、今や「プリキュア」はバンダイナムコにおいて欠かすことの出来ない重要な事業となっているのです(プリキュアカレーなど関連商品込みの「プリキュアの市場規模全体」は約300億円とも言われています/テレビ朝日『夏目と右腕』2014年5月25日放送より)。

プリキュアというアニメーションは毎年新作が作られるという性質上、そのタイミングで「一定数の子どもが離れてしまう」と同時に、「新しい子どもたちがコンテンツに流入」してきます。つまり、ずっと「市場がリフレッシュされ、若さを保っている」のです。その一部がコンテンツ内に留まり、それが累積され市場が拡大しているのです。

歴代シリーズのプリキュア55人が勢揃いした15周年作品『映画 『HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』(C)2018 映画HUGっと!プリキュア製作委員会

アニメに限らずですが、コンテンツが年を取るとともに、市場も高齢化し、衰退していく事例も多い中、始まりが常に子どもたちと若い保護者で「市場が高齢化せずに、常に新陳代謝が行われている」点も、プリキュアの安定した強さの要因ではないでしょうか

また昨今では親子でプリキュアを楽しんでもらうことにより、市場の拡大とコンテンツの長寿化を図る「2世代戦略」も取られています。「1980年代レトロ」を随所に取り入れ、再解釈した2019年「スター☆トゥインクルプリキュア」はその好例として親子に大人気を博しているようです。

 

「プリキュア世代」が大人になった

徹底的に「子どもとその保護者」をターゲットとして売り上げを拡大してきたプリキュアシリーズ。ですが近年では、子どもたちだけではなく大人もターゲットにしていく戦略が敷かれています。

ただ、勘違いしないで頂きたいのは「プリキュアのアニメ自体は子どもに向けて作られている」ということです。アニメの内容は子供向けのまま、「周りのキャラクタービジネス」が大人へと波及しているのです。

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