子どもの2倍、大人が見ている!? アニメ「プリキュア」人気のワケ

数字を読み解くと意外な事実が…

2019年夏――。いま「プリキュア」がにわかに熱いことをご存知でしょうか。

9月14日、NHKBSプレミアムにて「全プリキュア大投票」(特設サイトはこちら)が行われることが決まり、ネット上を中心に話題となっています。例年、好評を博しているこのアニメ投票企画。今回のプリキュアは、ガンダム、マクロスに次いで3番目となります。

今やプリキュアは、これらビッグタイトルアニメに匹敵する存在に。なぜ、2019年の今、プリキュアがそんなに話題となっているのか? 何がオトナたちをそこまで惹きつけているのか? 16年間プリキュアを追い続けてきた筆者が、その理由を紐解い
ていきたいと思います。

 

「自立した女の子が敵と戦う」

そもそも「プリキュア」は小さな子どもたちを対象としたアニメーションです。2004年2月1日8時30分、記念すべき第1作目「ふたりはプリキュア」の放送が開始します。

「女の子向けアニメ」でありながら、パンチやキックで戦う「アクション」を取り入れた作風は、女の子の心を瞬く間につかみ大ヒットアニメとなります。以後シリーズを重ね、1年に1作品途切れる事なく放送され、今や16年目へと突入。シリーズ合計では60人を越えるプリキュアが登場しています。

2019年は第16作目「スター☆トゥインクルプリキュア」が放送中です。「80年代レトロ」と「現代」をミックスさせた作風で、「多様性が当たり前の世界」を寓話的に描き、子どもたちと大人の心をガッチリつかんでいます。

現在放送中のアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」(C)ABC-A・東映アニメーション

プリキュアシリーズの基本的なストーリーラインは、「中学生の女の子たちが日常を守るため“プリキュア”に変身し、自分の価値観と異なる存在と戦う中で、自身の夢に向かって成長していく」というものです。

オシャレやお菓子作り、お化粧といった「女の子の大好きなもの」を否定せず積極的に取り入れつつも、そこに「自立した女の子が敵と戦う」という要素が加えられています。例えば、劇中の女の子たちはカレシに気に入られる為にお菓子をつくるのではなく、自分の夢のためお菓子をつくって、戦う、というわけです。