事故や病気で弱っている動物をみつけたときは?

では、事故や病気などで弱っている動物を見つけたらどうしたらいいか。まずは周りの交通状況を確認して、そこが危険な場合は安全な場所へ移動させよう。自分で医療費などの責任を取れない場合は、致死処分になるのを覚悟で行政へ連絡をするか、他の人が保護してくれるのを祈って置いて行く。残酷なようだが、「動物を保護する」ということは「その時点でその人に責任がかかってくる」ということだと意識しなくてはいけないのだ。

助けたい場合は、近くのコンビニなどで段ボールなどをもらってきて保護をし、すぐに診察してくれる動物病院を探そう。動物病院に連れて行ったら、見つけた時の状況を話し、治療の選択肢と、それに伴う費用を聞き、どこまで行うかを獣医師と相談しよう。交通事故などの場合、治療費が高額になってしまうこともある。また、障害などが残ってしまうこともある。そのあたりも含めて、厳しい選択含めて獣医とともに現実に向き合う必要もあるのだ。

さらに、気をつけねばならないのが、本当に飼われていない動物かということだ。以前、交通事故に遭った猫を動物病院に連れて行こうとしたら、通りの向かいの家から「うちの猫です」と声がかかったことがあった。猫の場合、完全室内飼いでない人もいるため、こういったこともありうる。近所の猫かどうか確認する、迷い猫を保護している旨をチラシやポスターなどで告知するなども必要だろう。

ノーリードの犬は、勝手に保護せず警察に連絡を

犬を散歩させるときには当然リードを使う必要がある。しかし、ノーリードで歩いている犬を見かけることがある。そんなときは、まず近くに飼い主がいないかを確認しよう。いなくても、自己判断で捕まえようとするのは危険だ。急に声をかけたり、追いかけたりすると、逃げたり襲いかかってくることもある。

刺激をしないようにその犬の特徴を観察し、所轄の警察署へ連絡しよう。犬の精神状態が安定していて余裕がある場合は、呼び寄せて保護することもできるだろう。その後、警察に連れて行くと、仔猫同様、動物愛護相談センターへ送られる。野犬が多い一部の地域以外は、野良猫と違って野良犬は減少している。ウロウロしている犬の場合、飼育放棄の場合も多いが、飼い主がいる迷い犬の可能性も高い。動物愛護センターに送られ、飼い主が預かり期間に現れない場合は、致死処分になってしまう場合もある。

猫のときと先に述べた猫のケースと同じように、近所や知人に当たる、迷い犬を預かっていると告知することも大切だ。