世間的な相場は、タロット占いなら20分3000円前後。「課金の占い」にハマりたての頃は、エンタメ要素のほうに楽しみを見出し、できるだけヘンテコな体験がしたくて、高額なスピリチュアル系にチャレンジしていた。

たとえば身体をとりまくオーラの色を見て運気を占うという「オーラリーディング」(4万円)とか、タロット技術に霊感をかけあわせたという「霊感タロット」(1万円)とか。

占いはブームを超えて、「占いフェス」が行われるほどの沼になっている

ネット掲示板のオカルト・スピリチュアル板で「あの占い師には本当に霊感があるのか」を人々が延々議論している様子をヲチするのも、それはそれで楽しかったが、より霊験あらたかそうな占い師を求めて「占いジプシー」をしている間は、「何か当たってない気がするなあ」というボンヤリとした不満が常にあり、不完全燃焼のままに次の占い先を探すというループで、月に数万円を溶かしていた。

今は、「当たる」「当たらない」というソシャゲガチャのようなエンタメ性よりも、その占い師が(自分にとって)聞き上手かどうかというのがはるかに大事だと身にしみて、あまり冒険もヲチもしなくなった。1ヵ月にかけている飲み代に比べると、ものすごくリーズナブルだ。

しかもわたしの場合、惑星の配置や動きから運勢を占う「ホロスコープ」とタロットに習熟し、占いを趣味としている最高の友人ライター・Mさんがおり、基本的には彼女にお願いすることが多い。そのとき心を支配していることを軽く占ってもらって、お礼にその場のお茶代やご飯代をおごらせていただく感じだ。

たとえば先日、ちょっと気になっているかもしれないなと思った異性とのコミュニケーションが全然うまくいかず、いくつになっても思春期女子のようなわたしのヨワヨワハートが耐えきれなくなって、結果Mさんに助けを求めた。やりとりの一部を再現してみよう。