料理家・山脇りこさんの連載「ごきげんは七難ふきとばす~50歳からの養生日記」。多少無理のきいた20代、30代を超えても自分が楽しく生きるにはどうしたらいいの? という切り口から、「ご機嫌に生きるアイデア」をお伝えしている。

今回は暑い中、万能のおすすめ対策になる「昆布水」について。

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スポーツドリンク代わりに

昆布水。たっぷりの水で時間をかけて戻すことでうま味がしっかりでてきます 写真提供/山脇りこ

暑いっ。

そこで今回は、特に夏に効く!と私が感じている、昆布水のことを。うちではスポーツドリンク代わりに飲んでいます。うちの熱中症対策は昆布水です。

昆布水とは、だし昆布を水につけて8時間ほどおいた(だけ!の)、水出しの昆布だしのこと。

昆布のうま味成分は、グルタミン酸。3大うま味成分※1のひとつですが、含有量は食材の中でだし昆布がダントツです。つまり昆布水はしっかりうまい。塩や砂糖を足さなくても満足度が高く、ミネラルもたっぷりです。飲むと腰に手を当てて、“うんまい!”と声に出したくなります。

また豊富に含まれる水溶性の植物繊維(アルギン酸やフコイダン)は、お通じにも効果があります。さらに、糖質や脂質の吸収を抑えて、コレステロールをたまりにくくしてくれます。フコイダンの持つ免疫力を強化する働きも注目されています。
つまり、成人病や免疫力の低下が気になる、オーバー50歳にこそ、ピッタリだと思うのです。

昆布水って何?どうやってつくるの?

昆布水は、だし昆布を水につけておけばできます。麦茶で使うポットに、名刺の倍くらいの大きさに切った だし昆布を35~40g入れて、1.5リットルの水をそそぎ、冷蔵庫に入れておくだけです。昆布は、厚さにより重さが違いますが、ま、だいたい、4枚ほど。

水は特殊な硬水はさけてください。うまみが出にくいです。8時間つけたら、昆布は取り出します。そこから12時間ほどで使い切ってください。
うちでは、週に1、2回、作っています。

「リコの非常食クッキング」(NHK総合)でもご紹介しています。覚えておくと、きっと助かります 写真提供/山脇りこ

これ以外にも、市販の500ml入りの水のペットボトルに、15グラムくらいのだし昆布を入れて一晩おくのもおすすめ。写真のように、昆布に加えて干ししいたけ1個に、梅干し1個を入れて作るのもよしです。これはそのまま温めればお吸い物にも。汗だくになるなー、っていう塩分が必要な時にもおすすめ。被災した時の避難所などでも役立ちます。