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# 鉄道

東京五輪パニックを回避せよ!ようやく見えた東京メトロの「秘策」

開催まで残り1年…本当に大丈夫?

「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」(以下、東京2020大会)まであと1年余りに迫った昨今。東京都心をくまなく走る鉄道と言えば、「東京メトロ」を思い浮かべる方も多いだろう。国内外から多くの人が一斉に集まる中心地で、東京メトロでは一体どんな取り組みがなされているのだろうか?

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首都東京の都市機能を支えている、といっても過言ではない東京メトロ。さらに東京メトロはJR東日本と共に、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」オフィシャルパートナー(旅客鉄道輸送サービス)となったことを、2016(平成28)年6月に公式発表をしている。

来年の東京2020大会開催に向けてどのような取り組みをしているのか? また、公共交通として、この一大イベントへの貢献事業はどのような内容があるのか? 拙著『東京メトロ 知られざる超絶!世界』でも取り上げた、東京メトロの様々な「秘策」を紹介していくことにしよう。

外国人利用者への対応は万全

東京の地下鉄は、「東京メトロ(正式名を東京地下鉄)」と、東京都(いわゆる公営)が運営する「都営地下鉄」とを合わせれば、13路線304.1km(東京メトロ195.1km・都営地下鉄109.0km)にも及び、世界第7位の地下鉄網を誇っている。加えて、他社線との相互直通運転区間を合わせると、約880kmにもなるというのだから、世界でも有数の地下鉄都市といってもいいだろう。

どこへ行くにも便利な「東京メトロ」だが、路線ネットワークが網の目のように複雑化しており、特に東京の地下鉄に不慣れな外国人利用者などは、乗り換えなどが非常に大変であろう。

東京メトロの駅に行くとまず目にするのが、「案内板」。東京メトロでは営団地下鉄時代の1970年代から、路線ごとにシンボルカラー(銀座線はオレンジ、丸ノ内線はレッド)などが定められており、路線名が分からなくとも適切に情報を示したサイン表示によって、「どの線はどの乗り場か?」という辺りまでは理解することができる。

 

近年では東京2020大会に向けてバリアフリー化が進められており、その一環として外国人利用者の視点も考慮したシンボルカラーに加えて、駅ごとの「ナンバリング」「アルファベット表示」なども登場している。