# 離婚

38歳不倫妻、夫と子どもを捨てても守りたかった「生活とプライド」

現実は甘くない
露木 幸彦 プロフィール

甘くない現実

第四に学校行事への参加ですが、妻は相変わらず「会社を休んで参加するから大丈夫」とまくし立ててきました。現在、妻の会社は平日休みですが、長女の小学校の授業参観は土曜、運動会は日曜、文化祭は週末、引き渡し訓練、個人面談は平日です。もし妻が長女を引き取った場合、土日に会社を休まなければならない日が出てきます。

しかし、過去の経緯を振り返ると妻は子どものために行事に参加しようという気持ちは薄く、気にしているのは自分の休みを潰されるかどうか…。そこで壮太さんは「行事がいくつかあるか分かっているの? 1人で全部出席するなら授業参観や運動会、文化祭、個人面談、引き渡し訓練だけでも月1回は休まないといけないよ。今年だって文化祭しか来られなかったじゃない」と言い、現実をしっかり知らせたのです。

〔photo〕iStock

第五に夏休みの宿題のサポートですが、これまで妻は壮太さんに任せっきりだったそう。焦らず急かさず子どものペースに合わせるのがどのくらい大変かを知らず、妻は軽々しく言い放ったのです。「私が責任もってやらせればいいんでしょ!」と。

 

壮太さんは長女の宿題だけでも夏休み中の土日を使わざるを得なかったのに、これから長女が中学校に上がれば宿題の難易度が上がり、そして長男が小学校に入学すれば、宿題は2人分です。夏休みの宿題の負担は年々、増すばかりなのに妻の見通しは甘すぎます。

離婚後、妻が特定の男性と交際するのならばなおさら、夏休みはまとまった時間をとれる絶好の機会なので旅行の計画を立てたいことでしょう。しかし、子どもを引き取ればつきっきりで面倒を見なければならず、ほとんど自由な時間は与えられないので妻は我慢ならないはず。そこで壮太さんは「ちひろに宿題をやらせるのがどれだけ大変か分かっているの。3年生のときは(夏休みの)土日に付きっ切りだったのを覚えていないの?」と夏休みの宿題のサポートは決して甘くないことを強調したのです。