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38歳不倫妻、夫と子どもを捨てても守りたかった「生活とプライド」

現実は甘くない
露木 幸彦 プロフィール

不倫相手といまだに連絡

次に2つ目の反論ですが、妻は平然と「彼と知り合う前に戻ればいいでしょ!」と言い放ったそうです。

しかし、ただでさえ壮太さんは今まで妻の言動を疑い続けたせいで精神的に疲弊しているのに、万が一、今のタイミングで離婚せずに結婚生活を続けた場合、今まで以上に妻の行動を監視し、言葉を吟味し、一挙手一投足を気にせざるを得ないので、ますます夫婦関係は悪化するでしょう。

不倫によって生じた溝を完全に埋めることは不可能なのに、妻がそれを軽々しく「可能」と言い切るのは無神経としか言いようがありません。

〔photo〕iStock

今回の不倫がきっかけで数年後に離婚するのなら、今のタイミングで離婚したほうが傷口は浅くて済みます。

そこで壮太さんは「裏切っておきながら何様なの? 一度入った亀裂を埋めるのは不可能だし、そもそも許すつもりはない」と言い返したのです。

 

そして3つ目の反論ですが、今度は妻は「たった1回で離婚なんておかしい」と言い出したのです。

もし妻が途中で自らの過ちに気付き、自分から別れを切り出し、彼との関係を終わらせたのなら、まだ最低限の倫理観は残っていると判断し、「二度と過ちは繰り返さない」という言葉も信用に値したでしょう。

しかし、妻は彼からの連絡が途絶えそうになると「返事がなくて寂しい」「私、嫌な女だよね」などと彼のことを繋ぎ止めようとしていた形跡がスマホ上に残っていました。

みずから身を引くどころか積極的に動いているのだから悪質です。