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# 離婚

38歳不倫妻、夫と子どもを捨てても守りたかった「生活とプライド」

現実は甘くない

きっと、また不倫する

私は行政書士をしながら男女問題研究家として活動しており、これまで何千件という離婚などの男女トラブルの相談を受けてきます。

現在は3組に1組が別れる大離婚時代。とはいえ、いざ離婚をすると決意をしてもそう簡単にはいきません。実際に離婚するまでには夫婦間でさまざまないざこざが生じて、その間に途方もないバトルに発展することも少なくありません。

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今回相談しにきた田中壮太さんもそんな一人。妻が中学校時代の同級生の男と不倫していることが発覚し、離婚を決意したのですが、妻の思わぬ抵抗にあって頭を抱えているのです。

<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。年齢は現在)>
:田中壮太(38歳)→会社員(年収350万円) ☆今回の相談者
:田中みひろ(38歳)→会社員(年収350万円) 
:田中ちひろ(9歳)→小学生
息子:田中はるき(4歳)→保育園児

そもそも夫婦が不倫を理由に離婚する場合、相手方が反論してくるケースは少なくありません。壮太さんの場合もご多分に漏れず、妻からは(1)離婚に値するほど悪くはない、(2)夫婦仲を修復して元に戻ればいい、(3)たった1回で離婚なんて早計という主に3つの反論が出てきました。

果たしてこの場合、壮太さんは妻からどのように離婚の同意を取り付ければいいのでしょうか。

 

まず1つ目の反論ですが、妻は「そんなに悪いことをしたとは思っていない」と開き直ってきたといいます。まるで彼との関係を始めたのは軽い気持ちだから「責任も軽くなる」と言わんばかりですが、妻の考え方次第で「結果責任の大小」が変わることはあり得ません。

妻はきっと、不倫をすれば誰にどのような迷惑がかかるのか、どのくらいの損害を与えるのかということを前もって予見せずに同級生と肉体関係を持ったのでしょう。事の重大さをわかっていないからこそなおさら、今後も同じことを繰り返す可能性があります。またそのように軽い気持ちで始めるような妻だからこそ、「離婚するしかない」と壮太さんは覚悟を固めたです。