8月10日 日本初のインスタントコーヒー(1960年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、製菓・乳業メーカーの森永製菓が、日本初の国産インスタントコーヒーを発売しました。

好きな時に手軽に飲めるコーヒーとして世界中で親しまれているインスタントコーヒーですが、アメリカで初めて特許を取得したのは、シカゴ在住のカトウ・サトリという日本人化学者だったそうです。カトウ氏の生没年など、その詳細は明らかになっていませんが、コーヒー抽出液を真空乾燥させる手法で製造し、「ソリュブル・コーヒー」として発表されました。しかし、残念ながら商品として成功とはいかなかったようです。

実用的な製品としてはベルギー人のジョージ・ワシントンが1906年に特許を取得したものが始まりで、第一次世界大戦中にはヨーロッパに赴く兵士にこのコーヒーが支給されたそうです。フリーズドライが導入されると風味なども一段と向上し、ネスレ社の「ネスカフェ」はこのフリーズドライ製法で、現在も多くの人に愛飲されているヒット商品となりました。

ちなみに、缶コーヒーの発明にも日本人は大きくかかわっています。世界初の実用的な缶コーヒーは、島根県出身で喫茶店主の三浦義武が1965年に開発した、ミラコーヒーだと言われています。

【写真】インスタントコーヒー
いまや生活に欠かせない飲み物です photo by gettyimages