8月 9日 長崎に原子爆弾(1945年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日の午前11時2分、プルトニウム型原子爆弾の「ファットマン」が、米国の爆撃機B29「ボックスカー号」から、長崎に投下されました。

「ファットマン」輸送される「ファットマン」 Photo by Getty Images

この爆弾の威力はTNT火薬にして約22キロトンに相当し、爆心地から半径1キロメートル以内の建物はほぼすべてが全壊しました。この爆弾による死者はこの年だけで7万人以上にのぼり、その後も放射線の被曝によって多くの人々が苦しむこととなりました。

浦上天主堂被爆直後に撮影された浦上天主堂の南側入り口 Photo by Kodansha Photo Archives

「ファットマン」に用いられたプルトニウムは自然界には存在しない元素で、ウランよりもさらに不安定な性質を持ちます。

この特徴によって、「ファットマン」は広島に投下された「リトルボーイ」よりも強力な爆弾となったのです。その威力は約1.5倍であったと推定されています。