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孫正義も唸らせたインド発ホテル「OYO」、日本上陸の衝撃

創業わずか6年で世界2位に
瀧澤 信秋 プロフィール

コンサルティングも強みとし「OYOキャプテン」と呼ばれる担当者が売上を伸ばすためのサポートをするという。こうしてみると、スーパーバイザーのような存在も含めコンビニエンスチェーンのFC(フランチャイズ)をイメージするが、OYOはこのようなサービス提供モデルを“パートナー方式”と謳っている。

一貫しているのは、オーナーとパートナーシップを組み提供するサービスを活用させつつ、施設の経営基盤を構築していこうという姿勢だ。

ところで、ホテルには様々な運営形態がある。実際に所有と運営が異なるケースは相当多く、施設のオーナーと経営会社がホテルの看板と同一とは限らない。土地・建物の所有者・経営会社、運営会社が異なることはむしろ一般的だ。ゆえにオーナーは必ずしも宿泊施設運営のプロではないともいえる。

帝国ホテルなど『ホテル御三家』は「直営方式」の形態をとる/Photo by iStock

まず、土地・建物を所有し、経営も運営も同一の形態として“直営方式”がある。代表的なところでは帝国ホテルをはじめとした御三家が知られるところ。資金調達力とオーナー会社そのものにブランド力やノウハウがあるからこそできる運営方式だ。

一方で“リース方式”という形態もある。自社ブランドのホテルを展開しようとする際、全て所有する資金やリスクまでは負担できない場合、自社ブランドのホテル経営をオーナーサイドへ打診(建設も請け負うケースがある)、一定期間リースで借り受け運営も担うような方式を用いることがある。少ない資金で多くの自社チェーンを展開するようなビジネスホテルに向いている。代表例としては「東横イン」などが挙げられる。

 

次に“運営委託方式”。施設を所有するオーナー会社や経営会社が、運営に関しては専門の会社へ委託する形態だ。運営のプロならではのノウハウ提供を受けることができ、国内外多くのホテルでみられる形態だ。国際的な外資系ホテルチェーンをはじめ、有名なところでは「星野リゾート」も同様のスタイルといえる。